濡れ鼠になって

2012年7月5日

北上川水系支流

 

東北地方岩手はここ最近渇水続きでしたが、やっと雨が降ってくれました。

ちょっと前に雨が降り、5日に川へミノーを打ち込みに友人と行ってきました。

 

ここは、4月5月に良く訪れていた川で薄型55mmのスイムテストを行っていた所。

 

川に降りてみると水はあまり多くは無い。むしろ渇水に近い。町ではまとまって雨が降っていたがこの地域はそれ程でもなかったようだ。林道も思ったほど濡れていなかった。

 

 

 

苔生した樹
苔生した樹

もっと水が回復してくれていることを期待していたのだけれどな・・・。

 

期待と若干の不安を胸に最初に友人が川へミノーをプレゼントする。

すると小さいポイントからチェイスがあった。

 

良かった。魚たちの機嫌は悪くないみたいだ。

 

今度は次のポイントへ私がキャストする。

掛けることは出来なかったけれどスピード感のあるチェイスだ。

 

悪いどころかかなりいいかもしれない。

 

渇水と、皆諦めて最近あまり人が入っていないのかもしれない。そして幾らかの雨。

好条件が重なってくれたか。

 

ちょっと釣り上がったところでヒット。激しい躍動がラインを通して手元に伝わってくる。

Arrow50 プロトにて
Arrow50 プロトにて

いつもよりもアベレージが一回り大きい。

ルアーは Arrow50 のプロト。最近はこれを試している。魚の反応は悪くないし釣れるけれど幾らか気になる部分がまだ残ってる。

 

やはり今日はアタリだ。

 

渇水気味のため水深と水の押しが物足りないけれど活性は上々。

 

気分良く釣り上がっていく。

友人と共に何匹か釣ってはリリースを繰り返す内に雨が降ってきた。

途中から降ったり止んだりしていたのが本降りになったようだ。

 

雨粒が川を叩く。それに連られて魚たちの活性が一段と高まってきた。

ミノーを通せば必ず反応してくる。もの凄いスピードだ。

こんな日は年に何回も無いだろう。

これもArrow50 プロトで
これもArrow50 プロトで

そんなタイミングで今日イチがヒット。

写真が多少ぼやけてしまっているけれど25cmのオス。

普段はこのサイズは反応してもヒットしないことが多いのだけれど、今日は関係ないようだ。

 

既に全身雨に濡れてびしょびしょだけれど気にならなくなった。

 

さぁ、この先は堰堤だ。

と、残りの区間を釣り上がっていく。

 

そして、区切りとなる堰堤へ。

ここの堰堤はいつも渋いけれど、今日は違った。

 

一投目の着水直後に20cmクラスが水面に体を出すほどのアタック。

しかし、それは空振りでノらず。そのままトゥイッチしながら引いてくると25cmクラスがチェイス。

もう少し、あとミノーまで10cmか、5cmの距離だ。

次の2,3投も同じく、僅かの距離が縮まらない。

 

薄型55mmへチェンジして誘いのパターンも変えてみる。

一回一回のヒラ打ちを大きく、その後、場に留めるイメージで。確実に咥えられるタイミングを作る感じ。

それから2投目にヒット。

だが、側面にスレ掛かりだ。すぐに外されてしまった。

 

今日の川の状態でもあのバイトの浅さ。やはり、ある程度のサイズになってくると賢いのだ。

ああいう魚に口を使わせ獲れる技術を身に付けたい。まだまだ未熟、これからの課題だ。

 

 

その後、雨がさらに強くなり雷も鳴り出したので実質この堰堤が最後のポイントになった。

技術とミノー両方の課題が有ったけれど、久しぶりに良い釣りが出来た。

 

 

Tackle

Rod Casket Revolution RB55MS

Reel Abu Cardinal 33

Line ナイロン5lb

Minnow Rhetenor 48S 薄型55mmプロト Arrow50プロト