オフセットリップ

机の周りには荒削りまで終わった試作品のバルサボディが何十個と転がっています。

今まで何タイプも試してはボツにして中々上手くいきません。

あれやこれやと作ってみているのですが、昨年よりちょびちょびとオフセットタイプのミノーにも手を出しています。

Deep and Shad (proto type , not for sale)
Deep and Shad (proto type , not for sale)

色を塗ってリップ付けして完成したのが幾つか有ったので、ちょっとご紹介します。

 

左のものは55mmのフラットサイドディープ。

体高が20mm近くあるので全長の割にボリュームはあります。

こいつはいつも行く小渓流よりも、ある程度の水量と懐がある中流域で使いたいなぁ・・・と。

瀬なら中層まで潜らせてビラビラとヒラを打たせながら流して、下から喰い上げてほしい。

アップクロスにキャストして、糸ふけを取ってドリフトさせるというのも面白いんじゃないかと。

個人的にはこのカラーリングも気に入っていて、このカラーは今度からレギュラーモデルでも展開しようと思います。

(ちゃんと考えがあってこのカラーリングにしているのですよ。)

 

中央は50mmのシャッドタイプ。

私のミノーはハンプバックしているデザインのものが多いですが、これは逆にお腹の方が出っ張っている。

メダカのシルエットをアレンジしてこんな感じになりました。

アルミもまだ貼ってなくて適当に背中とお腹だけ塗りました。とりあえず泳ぎが見たくて。

そして川で流してみたのですが、これが凄く安定してる。

もちろんヒラも打つ。ダウンにめっぽう強くてかなりの流速を引いても飛び出さない。

スイムテストの時には一人で おおぅ!と感心してしまいました。

改良してレギュラーモデルに昇格させたい。

 

右のはお馴染みの50mmクラスのものです。

オフセットではないです。わざとバランスを崩しやすくしてヒラを打たせやすくしようというアイデアを試すモデル。

 

オフセットタイプは作る手間が掛かり、セッティングにも気を遣いますが新しい発見が多くて楽しいですね。