カーディナルのオーバーホールと・・・

先日、そろそろシーズン初めと思ってカーディナルをオーバーホールしました。

そして、ちょこちょこと気になる部分に手を入れたり。

スプール軽量化の続き。

バルサで作ってみました。

凄いですな。

 

アンダー 0.7g

(装着する際に内側を削って微調整したのでここからさらに0.1g軽くなりました。 0.6gに!)

 

強度は期待できませんね。表面をセルロースで固めて、念のため薄ーくエポキシ塗りましたが。

それで、今までの下巻していたスプールからどれだけ軽くなったのかというと・・・

5.22g の軽量化できました。

 

思ったより軽くなりました。下巻のラインって意外と重量が有りますね。

只、アーバーの強度はやっぱり足りなくて、ラインを一回巻いてみたら1mm以上潰れてしまったので、

補強のため厚紙を巻いて対応。

 

穴あけしているのでライン残量が確認できるのはイイですね。

これらの軽量化はリールの頭部分にしているので、手元に重心が寄ってくることになり今までよりもキャストがしやすくなるはず!

5g以上も軽くなれば十分体感できるでしょう。

次はオーバーホールだ
次はオーバーホールだ

スプールはこの位にしてカーディナル本体のオーバーホールを。

 

構造が簡単なので、すぐにバラバラに出来るのが良いところ。

ユーザーを信頼して、部品点数を少なく構造を簡単にして手入れをし易くして長く使ってもらおうという思想が感じられる。

こういうの好きです。

こんなリールは現代では考えられません。

(当時ではリール程度の商品に複雑な加工は出来なかったのかもしれませんけど。コストが合いませんよね。

でも、削りだしもしているローターカップや極太のベールワイヤ、ステンレスウォームギアは作るの大変だろうな。)

ナットとピニオンを削った
ナットとピニオンを削った

このカーディナルは後ろ巻き対策としてシャフトを後退させているのだけれど、それだけをやるとスプールがその分後退してナットやピニオンを干渉しちゃうのです。

巻いてるとスプールが下がった時にシャコシャコと・・・。

今まではその状態だったので、砥石でナットとピニオンを薄く短く削った。

0.5mm程削ってみたけれど、まだ僅かに干渉している。

手間の掛かるヤツめ。

 

他にはドラグワッシャーも自作して組み込んでみたりして無事に終了。

これで今年も活躍してくれるでしょう。