右利き、左利き

人の手足には右利きと左利きとがある。

人間は右利きの方が大多数なのですが、魚にもこれがあるように感じられます。


前からなんとなくそんな感じがしていたのだが、左手で魚を支えてフックを外す時、顔の向きが同じことが多い事に最近改めて気付く。

過去の写真を見直してみると、やはりルアーが口の右側に掛かっていることが多い。

個人的な経験での話だけれど、少なくとも6割以上は口の右側にフッキングしている。

(口先の曖昧な場所は除いて)

これはどういうことなのかというと、バイトした次の瞬間に魚から見て左方向に反転、または首を最初に左に振ることが多いということだ。

当然、それを確認した直後にアワせることになり、反転した方向とは反対にルアーは引っ張られるわけだから口の右側にフッキングしやすくなるはず。

実際のバイトシーンを見ても左に反転する魚の方が多い印象がある。

特にこれはアップストリームや淵などの流れの緩いポイントで多いバイトの仕方だと思う。

どうやらヤマメは最初に左方向に反転しやすい傾向があるようだ。


クロスストリームでルアーを引いてヒットする場合、魚は流れを横切って進んでくるとしたら下流方向に向かって反転する方が楽なはず。

ということはルアーの引いている状態でのバイトの仕方がある程度予測がつくことになりますね。

バイトの瞬間を目視できなかった時にロッドを右にあおるのか左にするのか、どちらの方向がフッキング率が高いのか目安になるのではないか。


あとは、魚を寄せてきてもう少しでランディングできる距離まで近づいたときに、急に走ることがありますがこれも左方向(反時計回り)に反転していくことが多いように感じます。