ロッド その後

上の写真はプレゼントミノーのヘレナ48MDにアルミを貼ったところです。

実際には既に貼り終えてコーティング中。

セルロースへ何度も入浴させて肌をなめらかにしています。

解体したロッドのグリップを組み直しです。

組み立て工程をすっ飛ばしてほぼ完成間近となってますが、再利用したのはウッドスペーサーだけ。

金具とコルクは新品です。

どうして、グリップ単品になっているかというと理由がちゃんとあるのです。

 

55のブランクを切り詰めて48程度の長さにしているのですが、ティップは15mm程度のみカット、あとはバットを切り捨てました。

となると、当然ながらバットパワーは落ちることになります。

それでも、尺ヤマメ程度ならば無理矢理引き寄せられる程度のパワーは残したつもりです。

ですが、バットパワーが落ちたということは負荷が掛かった時にそれだけ曲がるという事。

55の時はEXファースト(8:2)といったアクションでバット付近は40前後のニジマスが掛からないと曲がらないほどでしたが、切り詰めたことによってレギュラー気味(6.5:3.5)に変化しました。

ヤマメ程度ならばグリップ付近は殆ど曲がりませんでしたがが、今度はそうではありません。

これまでよりもキャストと合わせ・ファイト時に繰り返し、曲がりしなることが大きくなると長期の使用において内部のエポキシのひび割れ・剥離が起きやすくなります。

なにより、力を掛けた時にフォアグリップ近くが曲がったことが右手に伝わってくると気になるものなのです。

 

どうしたものかと考えたところ、ブランクに一回り太いカーボンパイプを重ねて補強することに。

ブランクが7mm程度だったので、内径7.5外径8.5のカーボンパイプを用意し、グリップの長さ分切り出して各パーツを組み合わせました。

使用においては、写真のグリップをブランク後端から挿入して接着することになります。