山のヤマメ

冷え込んでまいりました。

セルロースを乾燥させるのにストーブが欠かせない時期になりました。

もう少しすれば雪もちらつく様になるでしょう。

 

今冬はどうなるか分かりませんが、ここ最近は降雪量の少ない状態が続いているように思われます。

里川であれば解禁時には周りに雪が無いなんてところも。

昨冬は12月に寒波が来ていた時が一番降っていていましたし、今シーズンは早い時期から山へ入ることが出来ました。

4月の半ばで高くない山とはいえ周りに雪は殆どありませんでした。

雪代も既にほぼ収まっていて、ヤマメはミノーへ問題なく反応します。

この時に釣れたヤマメ。錆は既にありません。

決していいサイズではありませんが、大好きなタイプのヤマメです。

少し痩せていますが、よく観察すると身体に対してヒレや頭が大きめであることが分かります。

パーマークも一部繋がっていたりもします。

これはおそらく、成長がじわじわと遅い個体なはずです。

この川は夏場になるとかなり渇水になることもあります。本来ならば一番餌が多い時期ですが、ここへ夏に釣りにいくと太った個体はなかなか見かけることはありません。

餌が多い本流では逆に身体はパンパンなのに頭やヒレが成長に追いついていない個体が珍しくなく、正反対な生活環境が体つきの違いを生むのでしょう。

 

個人的には写真の様なタイプのヤマメが好きです。

こういうのがデカくなった奴を相手にしたいのですね。

尺を越えてくれば、ヒレはビシッと張り出し頭はガッチリとしてサイズ以上の風格が出るようになります。体色も何とも言えない飴色を纏い個性的なパーマークを浮かばせていたりして、正に山のヤマメといった雰囲気となります。