紙ヤスリとか

 前回の記事の続きの様なものです。

 

ミノーを作る際に、必ず必要になってくるであろう紙ヤスリの類について。

バルサをナイフで大まかに形作った後に使うのが、紙ヤスリの#400。

これで最終的な仕上げまでしてしまいます。

通常はこれだけですが、堅めのバルサやエッジを利かせたような部分には空砥ぎ紙の#400も使います。

粒度は一つで十分だと思います。

#800~1000まで追い込んだりしても、最初のディッピングでガサついてしまうものなので形さえしっかり整えることが出来ていれば、ウットリするほどスベスベになるまでやる必要はないはずです。

下地のコーティングからアルミ貼り後の段差消しに使っているのが、耐水紙の#800。

耐水のものですがドライで使っています。

以前は水砥ぎしていましたが、長時間の作業になると指がふやけてきて肌荒れし易くなるのと、冷え症というのもあって冬場ではお湯を使っていても段々と冷えてきてしまってダメなのです。

小さく短冊状に使いやすい大きさに揃えておきますが、ドライなので目が詰まりやすく直ぐに削れなくなってくるのでかなりの数を消費してしまいます。

友禅紙モデルや深めの段差を消す際には、空砥ぎ紙の#240~400を使用。

これは目詰まりし難く、かなりザリザリと削れます。

あっという間に表面を削り取ってしまうので、使うのに多少の慣れを要しますが、厚めにコーティングしてから一気に段差を均したい時とかに有効です。

一度使うと手放せなくなってしまうモノに、スポンジヤスリがあります。

元はロッドブランクの塗装を剥ぐのに使ったりしてましたが、このスポンジの弾力がきつめのRにフィットしてくれるのでミノーのベリーアイ周りといった紙ヤスリでは密着させるのが難しい部分に効果的です。

これはオススメ。

友禅紙モデルの段差消しの際に1つ削りすぎてしまいました。

やりすぎて目の下部分のアルミシールにヤスリが達してしまって傷が付きました。

全体のコーティングを薄くしつつも滑らかな鏡面に仕上げるのが理想なのですが、もう少しイケるかもというところで油断してると失敗してしまったり。

まだまだ鍛錬が足りません。