先は長い

寒くなってまいりました。

陽の出てる時間も少なくなって、最低気温は一桁になってしまいました。

冷え症にはつらい季節になってきたぞ。

アルミに鱗模様を刻んでいます。

通常は、表裏で2回やればお終いですが、ウチでは8回刻んで細かく細かくなるようにしています。

その方が、実際の小魚の輝きに近づくと思うからです。

アユやウグイ、アブラハヤ、それにヤマメ。これらの鱗は、ヤスリのピッチよりもずっと細かいです。

単純な菱型模様は人の目から見れば魚の鱗のイメージですが、品定めする相手は魚です。

それと最近は強く感じるのだけど、強いギラツキに警戒やビックリする魚が増えてきたこともあります。

新品のルアーよりも、多少使い込んで細かいスレキズが付いてきてからが安定して釣れるとも思います。特にメッキ調のインジェクションは。

ふんわりと拡散するような反射にしたくて、こんな仕上がりにしているんです。

 

写真のは100枚やった後ですが、写真に撮るとあっけないもんです。

そこまで時間のかかるものではないのだけれどね。

それらを下地の終わったボディに貼り付けているところ。

この辺までは、全体の工程からするとあんまり時間は掛からない。

これからが長いのです、ミノー作りは。

気温が下がってくると、どうしても乾きが遅くなってしまうし。

目玉も取り敢えず150個作って。

ああ、アローのマスキングプレートも追加しないと。

色々とやることがあるのです。