今年のプレゼントミノー

最近は日中は日差しに暖かさを感じるものの、朝晩はすっかり寒くなってきました。

紅葉も進んでいるようですが、体調を崩されない様お気を付け下さい。

 

遅ればせながら、今年のプレゼントミノーは、Helena44SMD でした。

遅くなってしまいましたが、対象者の皆様には9月下旬に発送完了しております。

以前に、53と48はプレゼントミノーとして製作しましたが、今回のはヘレナの最小サイズになります。

重さは、12番トレブルを付けて3g程度と軽めで体積もそれなりに有るので沈下は遅くなっています。

44は、53や48のようなトゥイッチングダイバーというよりもクランクの様な味付けにしています。

というのも現在の渓流では、誰しもがミノーをトゥイッチして釣りをしているといっても過言ではありません。

確かに有効な誘いではありますし、釣りのリズムを取ったりもできます。

が、あまりにも皆に多用され過ぎていて、これにスレて嫌がるような魚も少なくなくなってきたように感じます。有名河川や激戦区で釣りをすると反射的に逃げる様な魚も見かけます。

それと堰堤や淵は必ず魚が止まる場所であるため、あれやこれやとミノーを取っ替えひっ替えしてムキになってがんがんトゥイッチ・・・。

そんなことが連日続いて日常になっているポイントが少なくありません。

必ず居るはずなのに、いつ攻めても渋いまま。そんな場所があなたの行っている川にもあるハズ。

身をよじるような動きと強いギラツキに、これは危険なモノと魚はすっかり学習しているのでしょうね。

 

そんな場所では、やっぱり攻め手を変えるしかなさそうです。

私の場合は、ミノーで反応なかったら直ぐ見切ってしまうことが多いのですが、悪あがきにはスピナーを最後に投げることが多いです。

すると、ヒットするかどうかは別として反応してくれることが結構ある。

スーと追尾してきて、啄む様なバイト。流下してきた餌を追いかけているような感じにも見えたりします。

ミノーのトゥイッチした時とは、明らかに違う反応の仕方。

規則的な動きに反応しているのかもと、ミノーで意識してゆっくりタダ巻きしてみると、やっぱり似た反応する魚が結構居るんですよね。

只、いつも使っているようなミノーだとリップが小さめなので流れによっては、速く巻かないと動いてくれなかったり・・・。

それでどうしたろうと考えると、低速でもプリプリ泳がせるためと、ある程度のレンジに入ってほしいのでリップは大きめとしてMD設定に、浮力も稼ぎたいので丸っこく、スレている相手に大きなアピールは必要ないので小さめのボディとしながらも#12トレブルが前後絡まないようにして・・・

そうして出来たのが今回のヘレナ44でした。

 

最後に、元祖の53SMDでの釣果を御紹介。

以前のプレゼントミノーを気に入って使っていただいている宮城県の三浦さまよりの投稿です。

コメント
「2017年は転勤となり、なかなか釣りにいけませんでした。
9月に入りやっと尺上が釣れました。
去年と同じポイントで、同じヘレナがまた連れてきてくれました。」

 

Tackle

Rod   Expert Custom EXC510ULX  

Reel レアニウム  C2000HGS

Line   PE YGK S112 0.8号

Minnow  Helena 53SMD (以前のプレゼントミノー)

終盤戦

 いよいよ今シーズンも残り1ヵ月となってしまいました。

岩手は安定しない天気が続いてますが、日中の風もさわやかになり、数日前にはアキアカネを見掛けましたし夜に鳴く虫の声も聞こえるようになりました。

まだ時間は残っていますが、残りにどういう釣りが出来るかなと気になってきますね。

 

釣果投稿いただいております。

こちらは昨年秋に釣られたもので、山形の齋藤さまより。

 

コメント

「禁漁までのラストに通い慣れた近くの里川にて。
以前から気になっていたレテノールは購入後初めて使いました。
ヒット後なんとかネットイン、スプリットリングが曲がるほどのサイズにビックリ!
この川で最大のイワナを釣ることが出来ました。レテノール最高です。」

Tackle
Rod  EXC510UL
Reel Cardinal3 
Line  GTR
Minnow Rhtenor 48S

 

シーズンラストは何処に行くか行けるか迷うものですが、通い慣れた場所が最後にどうなっているのか気になってしまいますよね。誰にも、そういう存在があるものだと思います。

遡行時間やポイントが頭に入っているから、いい意味で力を抜いて歩ける。

自然と集中力が高まってキャストも決まった先に、素敵な出会いがありましたね。

季節も進んでくすんできていますが、ヒレも綺麗で肌は艶やかです。その眼には、アングラーと色付いた景色が写っていたのかもしれません。

この先に無事に産卵に参加して、冬を越した姿に再会や子孫たちが続いて良ければ素晴らしいです。

 

釣果投稿有難うございました。

 

 

レテノール特別仕様は、もうすぐ完成です。

ビビッドな仕上がりになりそうです。

竿納め

先日の寒気が来たときの雪は歩道にはまだ残ってますが、車道のものは大体融けました。

朝晩は十分寒いですけどね、来週は晴れの日が多いみたいです。

 

この時期は渓が恋しくなるものですが、年が明けてしばらくすれば解禁に向けて意識が向いてくるものです。オフシーズンは来シーズンのための準備期間でもあります。

 

投稿写真のご紹介です。

岩手県の玉川さまより。

「今年は今までで一番釣りに行けないシーズンでしたが、いくらか魚達に遊んでもらいました(笑)
来シーズンはもうちょっと時間を作って釣りに行き精進したいと思います

 

Tackle
Rod  エキスパートカスタム510ULX
Reel  カーディナル33
Line   PE

Minnow キプリス48S

 

転勤により新天地での開拓をされていた今シーズン、思うようには行けなかったそうですが、しっかり結果を残しているのは流石です。出会ったチャンスを逃さない確かな技術が無ければ釣れませんものね。

気が向いたときにちょっとだけ作ったキプリス48Sを使っていただいているようで、好みが分かれそうなミノーだけに嬉しい限りであります。

来シーズンが楽しみですね。

 

 

釣果投稿有難うございました。

 

次の納品は、年明けしてからRh52HSを予定しています。

 

山のイワナ

最近は朝晩の冷え込むようになってきて、秋もそろそろ終わりかというところです。

週末は寒気がやってきて初雪になるところも多いとか。

凍結することも有るかもしれませんので、皆様ご注意ください。

 

紹介が遅くなってしまいましたが、釣果投稿いただいております。

岩手の斉藤さまより。

コメント

「大雨の前に大ヤマメを見つけていましたが、どっかに行ってしまいました。。。
Wanted 40ヤマメ 」

Tackle

ロッド:ホンナミロッド502UL
リール:Cardinal3EX
ライン:PE
ルアー:Rh52HS

 

狙いをつけていた大ヤマメではないものの、こちらもネットの枠からはみ出す見事なイワナですね。

釣り人のプレッシャーが高い昨今のフィールドで、イワナとはいえこれぐらいのサイズを目にする機会はめっきりと減ってしまいました。

こういう魚が禁漁まで生き残り、産卵して子孫を繋ぎ、数年後に出会うことが出来たら素敵ですよね。

そろそろイワナの産卵時期も終わっている頃ですが、ぜひそうなってほしいと願います。

 

釣果投稿有難うございました。

 

背っぱり

秋の楽しみとなっているヒメマス釣り。

今年は専用ミノー アマトンを製作してみました。

そのアマトンを使った釣果投稿を頂いております。

 

岩手県の菅原さまより。

コメント

「渓流が禁漁になったので十和田湖姫鱒釣りに行ってきました。
今年は
「渋い、魚が少ない。」と言われている十和田湖でしたが、今年発売となったアマトンがいい仕事してくれました。
サイトでもブラインドでも使えてまさにヒメマス専用設計!!
フックやリングの大きさを変えることで浮き上がりスピードを簡単に調整出来るのも面白いところですね。」

Tacle
Rod 天龍 レイズ65ML
リール Twinpower C2000S
Line PE 0.6号
Minnow アマトン50MDF、アドニス58S

 

ネットに枠からはみ出す堂々の40cm。これ位になると姫とは言いつつ厳つさ満点になりますね。

新作を早速使いこなされ、当日は楽しい釣りを満喫された様子。

ご指摘の通り、スローフローティングのためリングやフックの大きさ・重さで微妙なシンクレート調整が容易なのもアマトンの特徴です。小さな重りシールを持参するのがお手軽で良いのかもしれません。

波の揺らめきで魚が見えにくい状況でも、視認性の良い蛍光色がアタリを取るのを助けてくれます。

 

産卵前の抱卵個体も多かったことから、まだまだ楽しめるのではないかとのこと。

釣果投稿有難うございました。

C&R

17渓流シーズンも終わってしまいました。

岩手の8月は涼しく過ごし易い気候でしたが、9月になると雨による増水続きで中々水位が下がらずタイミングを計るのが難しい状況でした。例年よりも9月は気温高めで、水温も下がってきませんでした。

水が多かったお陰で、魚が残りやすくなったのは良い事だと思います。

難しい時でも、コンスタントに結果を残せるようになりたいものです。

 

釣果報告頂きました。新潟の板垣さまより。

コメント

「わずか1km程度の短いC&R区間にアングラーが立ち替わり入れ替わり入渓しプレッシャーが高く
それを避けて朝一入渓しました。
好きなMORPHOさんの濃いブルー系の二種のルアーでいいコンデションの魚達と出会うことができました。」

五十嵐川 支流 守門川C&R区間(吉ヶ平フィッシングパーク)

Tackle

ロッド:Beams sierra 5.2UL(ビームスシエラ)

リール:CALCUTTA CONQUEST BFS HG

ルアー:アロー53SMD FTM・Rh 52HS CRW

 

自然渓流はオフになってしまいましたが、一部のフィールドではC&R等のレギュレーションを守って釣りをすることが出来るようになっています。

一部の区間に多くの人が出入りするわけで、当然その場に居る魚たちは学習しているはずです。普段の渓流よりもナーバスになっているであろう魚を相手にするのですから、なんとか口を使ってくれる様に試行錯誤が必要です。

これって、シーズン中の渋い時に応用が利くはずで、C&R区間は練習にはピッタリではないでしょうか。

お気に入りの道具を使っての釣果なら、喜び・達成感もひとしおですね。

 

釣果投稿有難うございました。

嬉しい誤算

お久しぶりです。

更新の間が空いてしまいました。

いつの間にかもう9月を過ぎ、渓流も既に終盤戦です。

なかなか(毎年のような・・・)尺の壁を超えられていませんが、最後に良いヤマメを釣って締めくくりたいところ。

頑張ってまいりましょう。

 

釣果投稿いただきました。

岩手のがゆ様より

コメント

「展示会で手に入れたアワビカラーのルアーで釣れた、45㎝のイワナです。

この日は41㎝も出てイワナ祭りでした、イワナキラーのルアーかも?
ちなみにこの日の1週間前に50アップと思われるイワナをランディングした後、撮影拒否の逃亡された事はナイショです。」

Tacle

Rod カスタム510ULXリール カーディナル3
Line PE 0.4号
Minnow Rh50S 限定アワビカラー

 

どっしりとした体躯の見事なプロポーション。顎先から伸びる黄色い発色、この大きさになってもアメマス化しておらずイワナらしさをしっかり残しているようです。

当日はこのほかにもサイズが出て、楽しい釣りをされた様子、羨ましいかぎりです。

 

釣果投稿有難うございました。

 

 

今現在、来月解禁の釣りのためのミノーの仕上げをしています。

次回の更新にて詳細を載せますので、お楽しみに。

白泡の下から

今年の岩手は冷夏となってしまいましたね。

夏らしい暑さだったのは7月上旬だけだったように思います。8月に入ってからはすっきりとしない天気が続いて雨も多く、増水して平水に戻らない内に次の雨が降るという感じです。

あまり行けてませんが例年ならば渇水で厳しい支流が釣りやすくなっていたりしますが、水が多くて釣りにくいところも多いようです。

今年はお盆であまり魚が抜かれなかったように思うので、9月に期待です。

 

釣果投頂きました、福島の平子さまより。

コメント

「一投目で何かが動いたのを確認でき、微妙にトレースラインを変えての三投目に白泡の中から食い上げて来ました。
瀬のアップストリームでもしっかり水を噛むアドニスに助けられました。」

Tackle

Rod   Anglo&Company  imp514
Reel  カーディナル33
Minnow アドニス50S  UGS

 

褐色の色合いが実にイワナらしく、沢住まいの個体でしょうか。

濃いめの体色ながらもうっすらと透けるパーマークとヒレの白い縁取り、ヤマメには無い佇まいが魅力です。沢ではゆっくり成長するため、各ヒレがしっかりと伸びてバランス良く美男子に育ちます。

そんな個体に出会えると、やはりうれしいものです。

 

釣果投稿有難うございました。

特別な輝き

東北地方も梅雨明けしたみたいです。

先日の大雨の水は引いてきてますが、今度は台風が来るかもしれません。

既に九州地方では大雨となっている地方もありますので、自然現象だけに何とかなるものではないですが、今後の進路に注意が必要ですね。

 

釣果投稿いただいております。

岩手の菅原さまより。

コメント

「朝の2時間だけの釣行でしたが、展示会限定のRh50sアワビモデルがコンディションばっちりなヤマメを連れてきてくれました。
次は更に格好いいヤマメ投稿できるよう頑張ります~」

Tackle
Rod  エキスパートカスタム510ULX
Reel  カーディナル3BP
Line  PE
Minnow Rh50S あわび貼り

 

幅広のプロポーション抜群のヤマメですね。今頃はこの時よりもさらに大きくマッチョになっているでしょうか。

あわび貼り仕様は外壁がどうしても重くなるのでレスポンスが多少悪くなることは避けられないことと、製作の手間がかなり掛かるため、それほど多くの数量は作れませんが独特の輝きはやはり魅力です。

角度によってめらめらと変化する色合いは唯一無二であり、アルミの反射にスレた・学習した個体にも訴える何かがあると思います。

 

釣果投稿有難うございました。

梅雨入り前に

先週末からやっと雨が降りましたね。

これで川に潤いが戻ったところもあるでしょう。週末に期待している人も居るのではないでしょうか。

こちらは、おかげで湿度がバッチリ上がりコーティングに難儀しております。

 

釣果投稿いただきました。

昨年も投稿いただきました、新潟の板垣さまより。

コメント
「撮影の日付を確認すると北陸も梅雨入り前の6月21日、本流の上流域。

イーハトーヴ釣具店さんの オリジナルカラー Adonis 50S・ファントムで釣れたイワナです。

計測していませんが尺はなかったと思います。」

Rod 魚香竿Principal-B50

Reel CONQUEST BFS HG

Line PE0.8号

Minnow Adonis 50S・FTM

 

尺は無いとはいうものの、肉厚のがっしりとした体型で引きの強さを窺わせます。

将来有望です、リリースしたこのイワナがさらに立派になったころに再会出来たら素敵です。強く大きくなって次の世代を繋いでほしいですね。

新潟も降水量が多かったようで、釣りをする際には増水には十分気を付け下さいませ。

釣果投稿有難うございます。

狙い通り??

日差しがすっかり強くなってきて、もうすぐ本格的に夏到来かと思わせるようになってきました。

東北って梅雨入りしてるんでしょうか?最近まとまった雨が降ったところは少ないですよね。

川の減水と水温上昇がちょっと気掛かりな今日この頃でございます。

 

釣果報告頂きました。

先日発送したプレゼントミノーでの釣果で、岩手県の藤原さまより。

コメント

「 「ビルダーの狙った動き」 が気になり、普段は使うことのないトレブルフックを付けて臨みます。
結果はわずか数投で出てくれました。

そして、特筆すべきはやはり視認性でした。着水からルアーの動きを確認できてバイトの瞬間には消える!?という不思議な感覚でした。
初夏の鬱蒼とした木々の中、水は濁り、さらに雨が水面を叩くという…偏光越しでも水中がかなり見辛い状況でしたが、それだけはっきりとルアーが見えていたのだと感じています。また川に行くのが楽しみになりました。」

Tackle

Rod  エキスパートカスタム510ULX
Reel カーディナル33
Line   PE0.8号
Minnow  アロー53SMD

 

早速使っていただいて有難うございます。非売品モデルですが、道具というのは使ってナンボです。ルアーは投げて釣って楽しめてこそ価値があるものと思います。現場でがんがんいじめてやってください。

仰る通り、蛍光ピンクとレッドを合わせたこのカラーはビビットな発色で川底との対比でとても視認しやすくなっています。日陰で暗くあまり反射の無い状況でも見失うことは少ないはずです。

キュンキュンと首を振る動作は近年流行りのヒラウチ系とは違ったアピールで、操作に気う使う部分もありますが魚にスイッチを入れる力が大きいと感じています。

釣果投稿有難うございました。

新しい選択

すっかり暖かくなってきて、いつの間にか桜も咲いてましたね。

北上もそろそろ満開を過ぎる頃でしょうか。

瀬の中でも魚が反応してくれるようになってきました。

もうすぐ本番ですね。楽しみ。

 

今年初の釣果投稿を頂いてました。

紹介遅れてしまいましたが、解禁当初のものです。

岩手の藤原さまより。

 

コメント
「待ちに待った渓流解禁日、夕方の少しの時間遊んできました。日中は暖かいものの、雪代が出るにはまだまだ早く、渇水の渓を歩きます。
しばらくキャストを繰り返し動きを確認、それだけでもかなり楽しい!
2mくらいの淵の底を静かに定位する魚の群れを発見!
ここは…と思いRhを再確認して
一投目、ちょっと違うなぁ、でも2匹追ってきた!
二投目、いいトコ行った!沈めて。。。じっくり魅せるように意識して、クンッ!水底で揺らめくかすかな輝き!まだ弱々しくとも確かに生命力を感じ、
釣れた!嬉しい!
痩せて骨ばった顔つき、身体も傷だらけ、尾びれも綺麗ではなく欠けて満身創痍。それがこの辺りの自然を体現しているように思えてしばらく見入っていました。
今年の最初の魚は絶対にこのRhで釣る!と密かに心に決めていたので、個人的に最高のスタートでした!」

Tackle
ロッド エキスパートカスタム510ULX
リール レアニウムC2000HGS
ライン パワープロPE0.6号
ミノー  Rh(パープルブナ)

 

初釣果おめでとうございます。

解禁当初の魚は痩せていたりしていますが、濃いめの色合いと厳しい冬を生き抜いてきたことも有り一番野生を感じさせる姿なのかもしれませんね。

今シーズンも渓を歩けることを喜びつつ、彼らの反応・やり取りに一喜一憂する楽しみがフィールドで沢山待っています。

釣果投稿有難うございました。